「SDGs」と「モンテッソーリ」と「共育」と

モンテッソーリ、SDGsなどについて勉強している、1歳児 母です。 まだ人として未熟なアラサーな私。自分も子供と一緒に育ちたいなと思い「共育」(共に育つ)を意識して、日々楽しくすごせるよう模索中です。 1歳にして3匹の猫を手なずける「猫使い娘」。たまに3匹の保護猫たちも登場します。 アメリカやオーストラリアに住んでいたので、英語が好きです。モンテッソーリ、SDGsも英語の良い記事などの和訳を発信できたらなと思っています。

【SDGsを子どもと】未来をつくる力は学力だけでは足りない。「社会への関心」がやがて自分で考える力に

改めて、SDGsについて自分なりに本などを読んだり、調べたりして紹介しています。

理由は、子どもを持つ親として、

これからこの子が大きくなって住む未来の社会が、今から想像すると、

あまりよいものに思えないから。

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SDGsとかいうと、「意識高い系」とか検索で一緒にでてきますが(笑)、

SDGsっていう名前がそう思わせているだけで、

SDGsで何がしたいかというと、「誰一人取り残さない社会」とか掲げていますが、

つまるところ、

みんながもっと住みやすい地球にすること。

シンプルにそれだけで、そのために、

「今まで経済発展や目先の利益のためにしてきた行動を見直そう」

「今あるいろいろな問題をちゃんと観て、解決しよう」

ということだと思います。

 

さて、それにしてもSDGって、なんだか NGOとか、企業のお偉いさんが連呼しているワードで、一般の私たちにはなんだか短に感じないですよね。

しかし、SDGsの本質のところを考えると、

「一般の人」がアクションを起こさないと意味がなくて、正直NGOや偉いおじさんたちがカッコつけて行ってようとも、企業が商品を売るために「SDGs」に取り組んでいる風に見せていても、何の意味もないのだと思います。

 

大事なのは、

家計をみてる割合の多い母親と、これから未来を築き生きて行く子どもが、ちゃんと意識することなのかなと。

 

 

子どもの教育をみると、

最近は小さい子供向けにも、本当に知育系の塾が多い。

また、モンテッソーリを名乗って、高額の塾を運営しているところもチラホラ見かけます。

しかし、たとえ学力が高くても、自分で考える力と、何をやりたいかがわからないと、大人になっても、ぼやっと周りに流されて、なんだか息苦しさを感じながら生きる大人になってしまうと思うのです。

 

また、このまま行けば、地球環境の崩壊や紛争が日本でも起きて、そもそもこんな恵まれた状態で、平和にくらせないかもしれない。

 

大事なのは、小さい頃からちゃんと社会に目を向ける機会を親と持つことを通して、

今の社会の問題をどう解決できるか自分で考えること。

きっと純粋な子供の方が、より真剣に今の課題と向き合い、早い段階で将来進みたい方向まで決められるかもしれない。

 

これからは、

頭のよい子ではなく

ちゃんと自分で目の前の問題に目を向け考え、解決できる力を持てる子が

よりよい未来をつくっていけるのかもしれません。 

 

 

【モンテッソーリ著「子どもの発見」より3】環境・教師のあるべき姿

 現在、マリアモンテッソーリさんの代表的な著書である「子どもの発見」という本を読んでいます。

少しずつ、モンテッソーリさんの生の言葉をご紹介できればと思います。

sdgs-monte-mom.hatenablog.jp

 

sdgs-monte-mom.hatenablog.jp

 

 

モンテッソーリの重要ポイント。モンテッソーリの語る「環境」

 

観察の方法は

「子どもたちが自由に自分の勧化を表現することができる」

「もし環境に自発的な活動にふさわしいものがなければ、子どもたちの欲求や能力は押さえつけられて表に出ません。

そうなると、観察者は何を観察したらら良いのか迷うことになります。

 

モンテッソーリは、「子どもの家」を作るにあたり、最初に、

学校の各一式をつくらせました。

 

家具のポイントは、

・子どもの身長に合わせる

・理性的に振舞いたいという欲求をもたせるもの

 

  • テーブル

・色々な形のテーブル

・しっかりとした作りで、4歳が2人でもてくらいかるい

 

椅子

・肘掛け椅子

・エレガント

・軽い

・子どものプロポーションに合わせる

・様々な素材の椅子を作る

 

  • 洗面台

・3、4歳が届くひくさ

・タオル歯ブラシを乗せる台が側面にある

・台は白で洗える

 

食器棚

・低い単純な作り

・仕切りは薄いカーテンや、戸

・戸は、それぞれ違う鍵

・鍵は子どもの手が届くところに起き、子どもが自分で開け閉めできる

 

  • 細い棚

・上に生きている魚を入れた鉢

 

  • 部屋の壁

・低い部分に黒板

・家族を描いた優しい絵

・動物の絵

・花の絵(自然物の絵)これらは、日によって替えることができる

 

  • ラファエッロの「椅子の聖母」を複製した色付きの大きな絵の複製

・「子どもの家」を象徴するもの

・社会的に進歩した象徴だけでなく、人間性の進歩も象徴

・「子どもの家」は母性の高さ、女性の進歩、子孫の保護に繋がることを表すため

・イタリアの最も偉大な芸術家の作品

・いつか、子どもの家が世界に広がった時、ラファエロの絵は祖国のことを語ってくれる

 

こちらの「ラファエッロの「椅子の聖母」を複製した色付きの大きな絵の複製」については、以下のように語っています。

 

(一部省略)

子どもはまだ絵の意味は理解できないけれど、

この絵をその他の絵より偉大な絵としてみるでしょう

そして宗教的な感情と憧れとに浸ることでしょう。

それが、環境というものです。

 

この文からも、環境を大人が整えることが、どれだけ子どもの意識に影響するとマリアモンテッソーリさんが考えていたのか、わかる気がしませんか。

 

  • そのほか

・超養鶏の一人用のテーブルなど

→織物のマットを敷いて木の葉や生け花を飾る

 

 

観察の実践

この本の中で、モンテッソーリは、

・子どもが動き回るもの

・椅子やテーブルをひっくり返す存在

という考えは、偏見といいきっています。

 

 

その他にも、学校の動かない椅子や机も、偏見から生まれたものだと記載があります。

 

「子どもの家」では、テーブルや椅子は軽く動くので、自由な姿勢を選ぶことができます。

また、仮に自分のせいで音を立てるような姿勢をとっても、固定された机だとそれがわからず、その感覚も学べない、といった記載もあり、いかに動く机と椅子が重要かを表していました。

つまり、誤りを自分で見つけて、修正したり反省できる感覚を、動区机からも学べるということだと思います。

 

 

規律と自由(P.63)

子どもが動き回る教室でいかに規律を確立するのか?という反論に対して、モンテッソーリは、

「規律もまた、能動的でなければいけません」

人が強いられたときだけ静かにしていたり、おとなしくしているのは、規律を身につけているとは言えない。ただ押さえつけられているだけだと、考えています。

 

このような能動的な規律は、高度な教育の上の原則で、身につけさせるのは容易なことではなく、教師には特別な技術が必要

とも述べていました。

 

子どもがじっとしているかわりに動き方を学べば、

子どもは学校だけでなく実生活に対する準備もすることになります。

 

子どもの自由には、集団の利益という限界がツモなわければなりません。

 

子どもに教える上で、難しいと思ったけれど重要なポイントは以下の箇所かなと思いました。

 

私たちが礼儀と動作の教育と呼ぶ形式を備えていなければなりません。そのために渡した日は、他人を怒らせたり傷つけたりする子どもの行動を全て止めなければなりません。

無作法で粗野な行為も同様です。

しかしそれ以外の全ての行為は、それぞれの振る舞いがその目的が何であれ有益な目的をもっていて、上に述べた形式を備えていれば、許されるだけでなく、教師はそれを観察しなければなりません。

これが本質をなす部分です。

 

個人的に無作法で粗野な行為 の定義がわからないなと感じました。

例えば、子どもが、屋内の公演イベント会場でゴロンと転がって聞いてる時

それは、「下からの景色を見たいから」という意味のある行動にあたるのか、

それとも、

「無作法」になるのか。

モンテッソーリさんの言う定義の範囲が、実践で行うのには難しいなと感じました。

 

モンテッソーリさんの思う、理想の教師像

教師は科学的な訓点によって、自然現象の観察者としての能力だけでなく、好奇心も身につけているはずです。

教師は、活動的である以上にずっと「忍耐強く」なければならないでしょう

教師の忍耐の心は、科学的で強い好奇心並びに自分が観察しようとしている自然現象にたいする経緯から生まれるでしょう

 

生命の開花を援助するためには、自発的な活動を絶対に中断させてはいけません。他の人間の意志による仕事のための行為をさせてもいけません。

役に立たなかったり外になったりする行為の場合は例外です。

これらは押さえつけてもやめさせるべきだからです。

 

モンテッソーリさんの言う、役に立たなかったり外になったりする行為

ってなんだろう。

子どもの行動の大半は、大人にとってみれば役に立たない行為に見える気がする。。。難しい。

 

とりあえず、モンテッソーリさんは、教師のあるべき姿について、たとえ話で

「宇宙の万物が激しく回転しているいっぽうで、某rん今日の前にじっと座っている天文学者のようなものだ」

とわかりやすく例えています。

 

この後、教師の指導の難しさを例と合わせて語っています。

たとえば、

・子どもが初めて他の子の優しさに触れたのに、席に戻りなさいとその場を終わらせてしまうこと

・教師を手伝おうとしてくれる子に席に戻りなさいということ、

・背を伸ばしてみれないものを、椅子を使ってみようとする子を大人が抱き上げること、

・机を音を立てて押すことを注意すること

これらの制止させる行為や、達成感を奪う行為は、モンテッソーリ的にはNGということらしいです。

その子は、その子が自分を教育するのを教師邪魔された状態だそうです。

 

具体例ででるととてもわかりやすいですね。

ようは、大人は無駄な口出しや手助けはするな、ということなのかな。

 

さらに読み進めると、逆に、

・鼻の穴をほじる

・子どもがテーブルに足を乗せる

・友達をこづく、暴力を振舞おうとする

といった行為は、 NGということが書いて有ります。

 

例だとありがたい。なんとなーく、わかってきた気がします。

これが、規律にあたる部分だそうですよ。

 

ちなみに、一般的な教師はモンテッソーリ教育の教師になるのに上記のようなことでかなり苦労するけれど、

より広い科学的教養と実験の経験を持つ教師は、早く慣れ驚きと興味を感じる、とも書いていました。

 

子供達は善悪をきっぱり区別できるように

 

普通の教育の問題と差について述べている以下点は、とても興味深いなと感じました。

 

1つの部屋にいる子ども全員が、粗野な振る舞いをすることなく、

知的で自発的で目的になかなった動きをする、

規律が非常によく身についている子どもたちとはそうあるべきだと私は思います

 

普通の学校のように、子供達に整列させ、席を定め、決められた秩序を守っていると見えるように動かずにいるよう強いモロメルことは、動き方の集団教育としてもっと後になってできるようになることです

 

 

 

子どもの発見

子どもの発見

 

 

 

 

【SDGs】もうすぐバレンタインですが、そのチョコレート大丈夫ですか。

もうすぐバレンタインですね。

チョコレートはもう買いましたか?

 

でも、そのチョコレート、実は飢餓に苦しむ子どもが、学校にもいかず、安い賃金で働かされて日本にやってきたチョコレートかもしれませんよ。

なんと、世界の10人に1人の子どもが児童労働をさせられているそうです。

 

20年前に起こった「ナイキ不買運動」の裏にも児童労働問題が

ナイキといえば、世界的なスポーツブランドですが、1997年に、

「ナイキのサッカーボールを実は貧困の子どもたちが学校にも行けず、働かされて作っている」

という事実が問題となり、ナイキ商品の不買運動が世界的に起こったのだとか。

知っていましたか?

その後、ナイキは労働条件などを見直し労働環境の改善を約束しましたが、実は同じようなことが、20年以上経った今でも色々な商品の裏で起こっているかもしれません。

 

児童労働の温床と成っている製品の一つが、チョコレート。チョコレートの原材料カカオ。

アフリカのコーロジボワール、ガーナ、東南アジア、中南米などに多く、先進国のチョコレートメーカがこうした途上国のカカオ農園からカカオ豆を叩き買い、不当に安いか各区で購入していたことも以前問題となりました。

 

カカオ生産者は、安価な労働力として本来なら学校に通うべき子どもを働かせていたのです。

貧しい働く

学校に行けない教育を受けれない

いい仕事に就けず賃金が上がらない

という負の連鎖が、この国のどこかで今も繰り返させている、そういう事実を知った上で、少しでも意識してチョコレート以外にも商品選びを行なっていきたいですよね。

 

では、どういう商品を選べばいいのか?

フェアトレード( Fair Trade:公正取引)商品を選ぶことが重要。

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フェアトレード( Fair Trade:公正取引)商品は、発展途上国で作られたものを適正な価格でけいぞくてきに取引することで生産者の持続的な生活向上を支える仕組みにより作られた商品です。

ちなみに、大変不名誉ながら、日本は先進国の中でも、フェアトレード小売販売額が最も少ない国、つまりフェアトレード商品を買う意識が最も低い国、だそうです。

日本って、なぜかいつもこういうの意識が遅いですよね。

 

普段何気なく使っているものや食べ物が、どうやってそこにあるのか、少し関心を持つだけでもSDGsの取り組みにつながるので、もし興味を持った方がいれば、ぜひ意識して商品を選んでみてはいかがでしょうか。

 

今回ご紹介した内容は、SDGsの17の項目の中でも、

12番の「つくる責任、つかう責任」

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その他、

1番の飢餓をなくそう

2番の飢餓をゼロに

3番のすべての人に健康を福祉を

8番働きがいも経済成長も

10番人や国の不平等をなくそう

など様々な項目に当てはまるものだと思います。

 

消費者として、企業を監視する目を持ちたいものですね。

 


 

 

情報参考書籍:

図解即戦力 SDGsの考え方と取り組みがこれ 1 冊でしっかりわかる教科書

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【モンテッソーリ著「子どもの発見」より1】

 

現在、マリアモンテッソーリさんの代表的な著書である「子どもの発見」という本を読んでいます。

 

こちら、私からするとなかなかの専門書で、和訳が(私にとっては)読みにくくかなり苦戦しているのですが、

読み出した理由は、最近「モンテッソーリ教育」を行っている学校や塾について、調べだして気になったことがあったのです。

 

それは、何を持って「モンテッソーリ教育」と看板を掲げているのか。

 

調べると、「モンテッソーリ教育」というワードは、商標登録されておらず、誰でも気軽に名乗れるのだとか。

 

最近は、将棋の藤井聡太さんがモンテッソーリ教育を受けていたとか、アメリカの有名IT企業の CEOやアーティストにモンテッソーリ教育経験者が多いからと日本でも話題になっており、Youtubeでも色々な人が発信しているのを良く見かるようになっていますよね。

 

また、最近ではモンテッソーリ教育に限らず、「〜だそうです」とか、なんとなく聞いた風な表現をすれば、なんでも本家本元っぽく発信できたりと(私もやっちゃうかも・・反省)、情報が多いからこそ、ちゃんとした目で見極めないといけない時代なんだと考えることが増えてきました。

 

そこで、しっかりとした、オーセンティックなモンテッソーリ教育について知識を深めたいと思ったのが、この本を読み出した理由の一つです。

 

ちなみに、とあるモンテッソーリの本に書いてあったのですが、

「教具を買って家で専用の本棚に並べるだけなら、モンテッソーリ教育にはならない」

と、言った趣旨のことが書いてありました。

 

▽「モンテッソーリ教育」っぽく、なら簡単にできちゃう。

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モンテッソーリ教育は、周りの大人のちゃんとした声がけや見守り方が出来ていないと、どんなにお金をかけて教具や棚を揃えて、見た目だけ繕っても意味がないということなのですが、確かに言われてみればその通りですよね。

そもそも、モンテッソーリさんが生涯をかけて築いた教育法なのだから、そんな簡単に真似できるわけないのであたりまではあるのですが(^^;)

 

ということで、自分の子どもに習わせるにしても、巷の「なんちゃってモンテッソーリ」に惑わされないためにも、できるだけちゃんと知りたいなと思い本を読むことにしました。

 

自分のメモも兼ねて気になったところ、大事だなと感じたところをご紹介します。

*引用の部分は、本文そのまま、それ以外は個人的な解釈になるとおもいます。

 

モンテッソーリさんの思う科学的な教育について

科学的教育法は教育の対象とする個人の研究や測定を基礎とすることはできないとわかっていました。生徒を変えることのできるような、長期間にわたる教え方がその基礎になるのです。

 

上記文章の「その基礎」の「その」が何を指しているのか良くわからなかったですが(汗)、マリア・モンテッソーリさんは、教育には、「生徒を変えることのできるような長期間にわたる教えが大事」、と考えていたようです。

 

科学的な教育とは、科学に基づいて、しかも個人をより良く変えるものなのです。

 

モンテッソーリ教育といえば、「観察」が重要というイメージでしたが、こちらの著書で、モンテッソーリさんは「変える」ことにも重点を置いていたと、感じました。

 

「観察するだけでなく変えろ」というのが、私が到達した結論でした。

 

ときっぱりおっしゃっている箇所もありました。

 

続いて、読んでいて気になったのが、モンテッソーリさんは、

「偶然」と「環境」というワードを大事にしていること。

 

偶然は私にひらめきを与えました

 

私の物語にも、電気の八卦を含む多くの発見におけるのと同様に、偶然が大事な役割を果たします。

 

実際に、偶然つまり環境は、ほとんどつねに直感のきっかけを提供します。環境によって目覚めさえられた興味と直感とが、進歩への新しい道を開くことができるのです。

 

新しい何かを明らかにするのも環境です。

 

と、偶然と環境の2つが新たしい道を開いていくと述べていました。

 

 

ああ、それにしてもこの本難しい・・・。

また読み進めたら書かせて頂きたいと思います。

 

もし、最後まで読んでいただいたなら(涙)ありがとうございました!

 

Have a wonderful day!

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【日本の子供へメッセージ】SDGsの設計士 国連ナンバー2アミーナ・ モハメッド副事務総長、あさチャン独占取材〜

 

今朝、SDGsの設計士と呼ばれる、国連ナンバー2アミーナ・ モハメッド副事務総長が、TBSのあさチャンで、独占インタビューとして紹介されていました。

 

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アミーナ・J・モハメッド 国連副事務総長とは?
1961年生まれのモハメッドさんは、ナイジェリアと英国で教育を受け、現在は既婚で、6人の子供の母親でもあります。

 

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アミーナ・J・モハメッド氏は、2015年11月から2016年12月にかけ、ナイジェリア連邦共和国環境大臣を務め、自然環境の保護と持続可能な開発に向けた資源の保全を図ることで、同国の気候変動対策を指導しました。それ以前には、潘基文(パン・ギムン)事務総長のポスト2015開発アジェンダ担当特別顧問として、持続可能な開発目標(SDGs)を含む「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の合意に欠かせない役割を果たしました。

https://www.unic.or.jp/news_press/info/26027/ より

 

アミーナ・ モハメッド副事務総長、あさチャンインタビュー


インタビューの中で、モハメッド氏は以下のように話していました。

 

コロナの世界的感染拡大によって、「誰一人取り残さない世界」

の実現が危うくなっている

 

新型コロナウィルスは悲劇です。

 

世界を一時停止しさせてしまいました。

 

医療制度、女性にも影響を教育にも大きな影響を与えてしまっています。

 

教育面では、子供達は自宅待機になり、

 

デジタル環境がないところは教育が全く受けられない状態になっています。

 

さらにコロナの世界的拡大によって失われたものは他にも沢山あります。

 

特に、

SDGs

貧困

男女平等

の2つに大きな影響を与えています。

 

各先進国は、自国の利益を優先し弱者への支援が遅れてしまっています。

 

ワクチンは、グローバルな公共財産です。

 

世界全員が、ワクチンをうけないと意味がないのです。

 

一つの地球に住む、一つの人類として、まだ世界は団結できる、と再確認しています。

 今は、アフターコロナの時代に向けた意識改革をすべき時です

 

 

また、子供からの

 

SDGsに取り組みたいけれど、何をすればいいかわかりません

 

という質問に対しては、

 

身近なところから、例えば気候変動について目をむければ、プラスチックの分別などからも始められます

 

 

sdgs-monte-mom.hatenablog.jp

 

最後に日本人へのメッセージで、

 

私たちは、もっと平和で、公平な社会を築けるようにしなくてはなりません。

地球村では、一人一人すべての人に役割があるのです。

一緒に協力していきましょう、楽しみいしています

 

 

と述べていました。

 

また、スタジオのあさチャンMCの夏目さんなども、

 

コロナ化だからこそ、SDGsに注目すべきなのかもしれない。

地球という村を、みんなで考えていかないといけない

 

 

とメッセージを述べていました。

 

コロナだからこそ、せっかく整いつつあったSDGsへの取り組みも、

また振り出しに戻りつつあるのかな、と感じています。

 

それこそ、モハメッドさんが例に出した、

教育もまさにその例ですよね。

 

また、今まで先進国が支援していたSDGsの取り組みも、

今は各国が自分の国をどうにかする事にしか目を向けておらず、

どんどん貧困国が取り残されている時代になっている気がします。

 

SDGs」と考えると、なんだか特別な取り組みをしているようですが、

ただ、単純に、同じ地球村・地球号に暮らす、同じ人間として、他の世界の人も思いやれたり、地球環境似ついて思いやれる心をもてば、自然とSDGsの目標も達成に近づいていくのかもしれません。

 

以下は、ハローキティーと一緒にSDGsが学べるYoutubeチャンネルです。


ハローキティ・グローバルチャンネル!はじまるよー!【ハローキティ世界のSDGs応援・日本語版 Vol.1】

です。

#HelloGlobalGoals

 

 

こどもSDGs(エスディージーズ) なぜSDGsが必要なのかがわかる本

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【子供と学びたいSDGs】渋沢栄一に学べ!SDGs〜NHKおはよう日本より〜

NHKの2021年大河ドラマ「青天を衝け」。
 
主人公・渋沢栄一を人気俳優の吉沢 亮さんが演じることでも話題ですよね。
吉沢 亮さん、映画「キングダム」の漂/エイ政の二役は、主役の山崎賢人さんより演技が上手で、印象的でした。
 
 
さて、そんな吉沢亮さんが演じる「渋沢栄一」さんは、なんと新一万円札の顔にもなるそうですよ。
 
「天命を楽しんで事を成す」
という言葉でも有名な渋沢栄一さん。
 
そんな渋沢栄一さんについて、
 
先日放送のNHKの「おはよう日本」で、
SDGsの精神を持っている人、として「渋沢栄一に学べ!SDGs」という企画が紹介されていました。
 

改めて渋沢栄一さんとは?

渋沢栄一さんは1840(天保11)年2月13日、現在の埼玉県深谷市血洗島の農家生まれ。
家業の畑作、藍玉の製造・販売、養蚕を手伝う一方、幼い頃から父に学問 の手解きを受け、従兄弟の尾高惇忠から本格的に「論語」などを学びます。
尊王攘夷」思想の影響を受けた栄一や従兄たちは、高崎城乗っ取りの計画を立てましたが中止し、京都へ向かいます。
郷里を離れた渋沢さんは一橋慶喜に仕えることになり、一橋家の家政の改善などに実力を発揮し、次第に認められていきます。
渋沢さんは27歳の時、15代将軍となった徳川慶喜実弟・後の水戸藩主、徳川昭武随行しパリの万国博覧会を見学するほか欧州諸国の実情を見聞し、先進諸国の社会の内情に広く通ずることができました。
明治維新となり欧州から帰国した栄一は、「商法会所」を静岡に設立、その後明治政府に招かれ大蔵省の一員として新しい国づくりに深く関わります。
1873(明治6)年に大蔵省を辞した後、栄一は一民間経済人として活動しました。そのスタートは「第一国立銀行」の総監役(後に頭取)でした。
栄一は第一国立銀行を拠点に、株式会社組織による企業の創設 ・育成に力を入れ、また、「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業に関わったといわれています。
渋沢さんは、約600の教育機関 ・社会公共事業の支援並びに民間外交に尽力し、多くの人々に惜しまれながら1931(昭和6)年11月11日、91歳の生涯を閉じました。
 
 
東京都北区に渋沢栄一さんの資料館もあるので、気になる方はぜひいってみてください^^
 

HNKおはよう日本渋沢栄一に学べ!SDGs」より

渋沢栄一さんは、東京商工会議所や、約500の企業を設立していますが、
 
「企業は利益を求めると同時に社会の繁栄にも責任を持たなくてはならない」
「道徳経済合一」という精神について提唱していました。
 
具体的に
「道徳経済合一」とは、
 
企業の目的が利潤の追求にあるとしても、その根底には必ず道徳が必要で、国や人類全体の繁栄に対して責任を持たなければならない
 
という意味のものなんだとか。
 
そんな渋沢イズムを引き継いだ人の一人として、今回HNKおはよう日本渋沢栄一に学べ!SDGs」には、サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長の新浪 剛史氏が取材されていました。
 
新浪 剛史氏は、元株式会社ローソン取締役社長兼CEO及び会長でもあった方です。
 
新波社長は、最近のサントリーに取り組みについて、ペットボトルリサイクルを紹介。
 
「企業として、いかに、利益を求めるのではなく、社会と共存する企業になることが大事。新しい資本主義のあり方を考えなくてはいけない」
といった趣旨の発言をされていました。
 
 
今回、企画のタイトルにSDGsとありましたが、ダイレクトに
SDGsの何番について」
などの一歩踏み込んだSDGsの話はなかったので、少し企画的にこじつけ感もあったような気もしますが、最近は各大手企業の取り組みに合わせて、メディアでも多くSDGsというワードを目にしますね。
 
全体的に、渋沢栄一さんの考えが、SDGの持続可能な社会に通じている、ということをつなげていたのかなといった印象でした。
 
いずれにせよ、2月14日から始まる渋沢栄一さんの大河ドラマ、楽しみです!
 
これを気に、大河ドラマ「青天を衝け」を子供と一緒に見ながら、渋沢栄一さんを通して「SDGs」についてできることを考えるのも良いのかもしれません。

【子供と感じる、七十二侯】2月8日〜2月12日 「 黄鶯睍睆」(うぐいすなく)

第二候は春の到来を感じることば、「うぐいす」の登場です。

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立春 次候 2021年2月8日〜12日 第2候
「 黄鶯睍睆」(うぐいすなく) 

このころは、美しいさえずりで鶯が春の到来を告げる時期です。

鶯は、「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれており、

古くから梅の花と共に、

春を告げる存在として愛されています。

 

ホーホケキョの鳴き声、春を感じますよね。

もう聞いた方もいるのでは?

2021年の2月12日は旧正月。また新月だそうですよ。

 

花粉の季節も到来。

 

 

二十四節気と七十二候の季節手帖

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日本の七十二候を楽しむ ―旧暦のある暮らし―

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