「SDGs」と「モンテッソーリ」と「共育」と

モンテッソーリ、SDGsなどについて勉強している、1歳児 母です。 まだ人として未熟なアラサーな私。自分も子供と一緒に育ちたいなと思い「共育」(共に育つ)を意識して、日々楽しくすごせるよう模索中です。 1歳にして3匹の猫を手なずける「猫使い娘」。たまに3匹の保護猫たちも登場します。 アメリカやオーストラリアに住んでいたので、英語が好きです。モンテッソーリ、SDGsも英語の良い記事などの和訳を発信できたらなと思っています。

【子供と学びたいSDGs】渋沢栄一に学べ!SDGs〜NHKおはよう日本より〜

NHKの2021年大河ドラマ「青天を衝け」。
 
主人公・渋沢栄一を人気俳優の吉沢 亮さんが演じることでも話題ですよね。
吉沢 亮さん、映画「キングダム」の漂/エイ政の二役は、主役の山崎賢人さんより演技が上手で、印象的でした。
 
 
さて、そんな吉沢亮さんが演じる「渋沢栄一」さんは、なんと新一万円札の顔にもなるそうですよ。
 
「天命を楽しんで事を成す」
という言葉でも有名な渋沢栄一さん。
 
そんな渋沢栄一さんについて、
 
先日放送のNHKの「おはよう日本」で、
SDGsの精神を持っている人、として「渋沢栄一に学べ!SDGs」という企画が紹介されていました。
 

改めて渋沢栄一さんとは?

渋沢栄一さんは1840(天保11)年2月13日、現在の埼玉県深谷市血洗島の農家生まれ。
家業の畑作、藍玉の製造・販売、養蚕を手伝う一方、幼い頃から父に学問 の手解きを受け、従兄弟の尾高惇忠から本格的に「論語」などを学びます。
尊王攘夷」思想の影響を受けた栄一や従兄たちは、高崎城乗っ取りの計画を立てましたが中止し、京都へ向かいます。
郷里を離れた渋沢さんは一橋慶喜に仕えることになり、一橋家の家政の改善などに実力を発揮し、次第に認められていきます。
渋沢さんは27歳の時、15代将軍となった徳川慶喜実弟・後の水戸藩主、徳川昭武随行しパリの万国博覧会を見学するほか欧州諸国の実情を見聞し、先進諸国の社会の内情に広く通ずることができました。
明治維新となり欧州から帰国した栄一は、「商法会所」を静岡に設立、その後明治政府に招かれ大蔵省の一員として新しい国づくりに深く関わります。
1873(明治6)年に大蔵省を辞した後、栄一は一民間経済人として活動しました。そのスタートは「第一国立銀行」の総監役(後に頭取)でした。
栄一は第一国立銀行を拠点に、株式会社組織による企業の創設 ・育成に力を入れ、また、「道徳経済合一説」を説き続け、生涯に約500もの企業に関わったといわれています。
渋沢さんは、約600の教育機関 ・社会公共事業の支援並びに民間外交に尽力し、多くの人々に惜しまれながら1931(昭和6)年11月11日、91歳の生涯を閉じました。
 
 
東京都北区に渋沢栄一さんの資料館もあるので、気になる方はぜひいってみてください^^
 

HNKおはよう日本渋沢栄一に学べ!SDGs」より

渋沢栄一さんは、東京商工会議所や、約500の企業を設立していますが、
 
「企業は利益を求めると同時に社会の繁栄にも責任を持たなくてはならない」
「道徳経済合一」という精神について提唱していました。
 
具体的に
「道徳経済合一」とは、
 
企業の目的が利潤の追求にあるとしても、その根底には必ず道徳が必要で、国や人類全体の繁栄に対して責任を持たなければならない
 
という意味のものなんだとか。
 
そんな渋沢イズムを引き継いだ人の一人として、今回HNKおはよう日本渋沢栄一に学べ!SDGs」には、サントリーホールディングス株式会社代表取締役社長の新浪 剛史氏が取材されていました。
 
新浪 剛史氏は、元株式会社ローソン取締役社長兼CEO及び会長でもあった方です。
 
新波社長は、最近のサントリーに取り組みについて、ペットボトルリサイクルを紹介。
 
「企業として、いかに、利益を求めるのではなく、社会と共存する企業になることが大事。新しい資本主義のあり方を考えなくてはいけない」
といった趣旨の発言をされていました。
 
 
今回、企画のタイトルにSDGsとありましたが、ダイレクトに
SDGsの何番について」
などの一歩踏み込んだSDGsの話はなかったので、少し企画的にこじつけ感もあったような気もしますが、最近は各大手企業の取り組みに合わせて、メディアでも多くSDGsというワードを目にしますね。
 
全体的に、渋沢栄一さんの考えが、SDGの持続可能な社会に通じている、ということをつなげていたのかなといった印象でした。
 
いずれにせよ、2月14日から始まる渋沢栄一さんの大河ドラマ、楽しみです!
 
これを気に、大河ドラマ「青天を衝け」を子供と一緒に見ながら、渋沢栄一さんを通して「SDGs」についてできることを考えるのも良いのかもしれません。