【モンテッソーリ著「子どもの発見」より 8】百均モンテは注意が必要かもしれない。
P.104位からのメモ&まとめです。
▽過去記事
仕事 :子どもの家の環境と生活
◉部屋に入る準備編:
・上着を自分で脱ぎ、小さなコート掛けに自分でかける
・低い手洗い場いは、小さな石鹸、爪ブラシ、小さなタオルが子どもが手の届くところに備わっている
(手洗い場がない場合は、洗面台で代用、ピッチャーを置く)
・壁にかかっている袋に中には、小さな服ブラシがはいっている
・できれば鏡の付いた小さな棚とクシを置く
(ここで髪型を整え、スモックに着替える)
◉部屋を整える:
・花瓶の花の状態で花の世話をする
・掃除・埃を払う(いろいろな種類の色とボロ布が壁に掛けられている、それに混じって綺麗な色の羽ブラシも、相補か床用のホウキ、などなど)
ちなみに、ホウキの柄は、美しい色で塗られているか、飾りの絵がついていて、ニスで光っている(←使い物のデザインも大事ということですね)
子どもは教室「家」を見張ります。3歳になったばかりの子どもは、ずれた椅子などを直し、それが「最も高度で気高い仕事」
なのだとか。
ものの声
美しいものの輝きや色や美しさが声となる
それらのものの招きに応じて活動を終えると、子どもは大きな喜びと満足感を感じます
そして知性を発達させると、もっと難しい仕事に取り組もうというエネルギーが生まれます
それよりも強い呼びかけは、複雑な順序のある仕事で、これらは集団の協力を要することもあります(食事の準備など)
モンテッソーリは、美しいものは、それだけで子どもを引きつけ、動かすと書いています。
最近は、「百均でモンテッソーリ」などという情報も多く、私も安くて済むならと、様々な百均グッツをつかってモンテッソーリの教具っぽく使っちゃっていますが、、、安さよりもちゃんと見た目の美しさにこだわらないと、ただの親の自己満足だけで、本質的なモンテッソーリとかけ離れたものになるのかもしれませんね。
才能
最も望ましい仕事は、一人一人の子どもの最大の可能性を発揮させるものです。
髪が自分たちに授けてくれた「才能」を完全に開花させたいと願うこと
モンテッソーリは、何かするにあたって、大事なのは「ただやる」ではなく、「目的を達成する」それも「精確」に達成することが大事と述べています。
完璧に行う動機を加えること、が大事。
例えば、水を注ぐにも、
コップとコップをぶつけないで注ぐ、
一滴も水をこぼさない
などがそれにあたります。
モンテッソーリ的、正しい手洗いとは?
最近、コロナで子供達もすることが増えた手洗いについても、
ただ綺麗にするのではなく、
「完璧に手を洗う」という能力を獲得するためになされるべきで、
そうすることでもっと有能になる、と述べています。
洗練された手の洗い方を身につけると、その子どもは、
単に手がきれいなだけというよりも一段優れた存在になる
と記しています。
運動の教育
この目的に沿った活動を好むだけでなく、細かい部分つまり精確に練習することにも魅力を感じる子どもの出現は、教育にとってもさらに広い分野を開きました。つまり、
「運動の教育」です。
明らかな動機とは、子どもの深部に潜む秩序への欲求を刺激すること。