「SDGs」と「モンテッソーリ」と「共育」と

モンテッソーリ、SDGsなどについて勉強している、1歳児 母です。 まだ人として未熟なアラサーな私。自分も子供と一緒に育ちたいなと思い「共育」(共に育つ)を意識して、日々楽しくすごせるよう模索中です。 1歳にして3匹の猫を手なずける「猫使い娘」。たまに3匹の保護猫たちも登場します。 アメリカやオーストラリアに住んでいたので、英語が好きです。モンテッソーリ、SDGsも英語の良い記事などの和訳を発信できたらなと思っています。

【モンテッソーリ著「子どもの発見」より2】世界初のモンテッソーリ「子どもの家」誕生の経緯

モンテッソーリの「子どもの発見」という本を読んでいます。

 

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1097円の年末、ローマ不動産協会がマリアモンテッソーリを招き、低所得者用の共同住宅の中に作られる幼児のための学校を編成するように依頼。

これが、「子供の家」となずけられ、世界に広がることになります。

 

イタリアの子供の日である1907年1月6日、マルシ街53番にこの学校が作られました。

この日は、プロテスタントの国々でクリスマスにあたりプレゼント欲しさにも子供が50人ほど集まったそうです。

 

モンテッソーリは、

たまさに野生の子どもたちの群れのようでした

文明社会の協会の外で見捨てられた人々の森の中でいきてきた

と当時集まった子どもの様子を振り返っています。

 

これらの子どもたちを教育できたら、奇跡以外の何物でもない

 

と言われていたそうです。

 

イザヤ書大60章「起きよ、光を放て。あなたを照らす光は昇り、主の栄光はあなたの上に輝く。

「見よ、闇は地を多い 暗黒が国々を包んでいる。しかし、あなたの上には主が輝き出て 主の栄光があなたの上に現れる。

 

 そして、モンテッソーリは、

「たぶん、この「子どもの家」は新しいエルサレムになることができます。「子どもの家」が恵まれない人々の間に広まれば、教育に光をもたらすでしょう」

 

 

私に関しては、セガンの著書の第二版が出版されてから30年後に、どの本からの理念と、大胆に断言すれば、仕事を受け継ぎました。

セダンがその師、その死にさいして彼が実後のように看護したいたーるから理念と仕事を受け継いだ時と同じように、みずみずしい感激を持って受け継ぎました。

 

 

そして、10年現場で実験し、この二人の卓越した人物たちの仕事について考えました。

 

私の10年にわたる研究は、イタールとセダンの40年間の仕事に付け加えることができます。

 

子どもの家の試みは、おのおのが精神医学の道に最初の一歩を踏み出したいたーるから私にいたる3人の意思の仕事を代表しているのだと言っても間違ってはいない

 

モンテッソーリは子どもの家で生まれたことについて、

 

自発的な書くことと読むことの突如の出現

自発的な規律

自由な集団生活

などすばらしい事実

 

と述べており、のちにアメリカ、大妃、大臣、科学者が視察にやってきて、世界中に広まったのです。

 

そのあとに幾つか作られた子どもの家の中で、ユダヤ社会主義者向けのものがあり、そこで、ベニート・ムッソリーニが、教具の製作を引き受けてくれたそうです。

 

モンテッソーリ教育を語る上で教具がとても大事なのは、ご存知な人も多いのではないでしょうか。

 

その後、今度は中流階級、そして上流階級の人のために子どもの家が作らていきました。

 

最近は、モンテッソーリ教育を学べる園の費用が高いため、どちらかというと上流階級の人の子ども向けの教育になってしまっているのは、

本質とずれているということなのかもしれません。これも、SDGsでいう貧困の格差や、教育格差などの社会格差につながってますね。

 

モンテッソーリの思う「子どもの家」の意味

「子どもの家」は二重の意味で重要です。

「住宅の中の学校」という点で社会的な重要性を持っています

もう一つの、もっぱら教育に関わる重要性は、私が実験した方法を用いるということです。

人々が直に知りたいと思う文明の要素として、「子どもの家」は説明するに値します。

 

 うーん、なんだかわかりズラい。

 

「子どもの家」は、社会的な問題のさらに重要な部分を直接に扱います。つまり人間の内面生活に関連する問題です。

 

3「子どもの家」に適用された教育法(p.54~)

モンテッソーリは、子どもの家の子どもの教育を科学的な視点から研究することに決めたそうです。

それまでの「科学的教育学」とは別の道をすすむことにきめました。

 

私が目指す革新的教育学は、正確で客観的な研究に基づいて、学校を変革し、直接生徒に作用し、生徒に新たな生活をもたらすものでなくてはなりません。

 

モンテッソーリ教育といえば「観察」が重要なのは有名ですが、実はこの観察手法はオリジナルがモンテソーリさんではなく、ヴントのようです。

 

それを踏まえ、子どもを観察するにあたり、

正確で規則正しい観察

 

発達の研究

 

の2つが、子どもを対象にする観察で考慮に入れるべき要素と述べらています。

 

 

形態学的発育

モンテッソーリは、両親に子どもの身長体重などのデータをしらせることで、発育に興味を持たせるようにしていたようです。

 

また、測定を子どもに楽しませるように工夫していたようです。

さらに教師目線でも、記録しやすくシートを作ったり、測定しやすい測定器を工夫したり、モンテッソーリさんの頭の良さを感じさせる内容でした。

これらも、すべては正確にかつしっかりとデータを取るためのアクションだそうです。

 

モンテッソーリが考え抜いた記録用紙を使うことで、

医者は記録の手間が省けるだけでなく、子どもは

「何曜日、何日に生まれたの?」

「誕生日はいつ?」

 

という質問に答えられるようになり、

  • 自分の成長にも興味をもつ
  • 順番を守れるようになる
  • 測定が好きになる

そうです。

また測定の際、その他栄養状態やくる病など様々な要素も一緒にチェックされるようにしたようです。

また大事なこととして、

医師の助言が教師を通して母親に届く

ことができれば、とても役になると述べています。

 

次は環境について述べられていますが、追ってまとめたいと思います。