【モンテッソーリ著「子どもの発見」より1】
現在、マリアモンテッソーリさんの代表的な著書である「子どもの発見」という本を読んでいます。
こちら、私からするとなかなかの専門書で、和訳が(私にとっては)読みにくくかなり苦戦しているのですが、
読み出した理由は、最近「モンテッソーリ教育」を行っている学校や塾について、調べだして気になったことがあったのです。
それは、何を持って「モンテッソーリ教育」と看板を掲げているのか。
調べると、「モンテッソーリ教育」というワードは、商標登録されておらず、誰でも気軽に名乗れるのだとか。
最近は、将棋の藤井聡太さんがモンテッソーリ教育を受けていたとか、アメリカの有名IT企業の CEOやアーティストにモンテッソーリ教育経験者が多いからと日本でも話題になっており、Youtubeでも色々な人が発信しているのを良く見かるようになっていますよね。
また、最近ではモンテッソーリ教育に限らず、「〜だそうです」とか、なんとなく聞いた風な表現をすれば、なんでも本家本元っぽく発信できたりと(私もやっちゃうかも・・反省)、情報が多いからこそ、ちゃんとした目で見極めないといけない時代なんだと考えることが増えてきました。
そこで、しっかりとした、オーセンティックなモンテッソーリ教育について知識を深めたいと思ったのが、この本を読み出した理由の一つです。
ちなみに、とあるモンテッソーリの本に書いてあったのですが、
「教具を買って家で専用の本棚に並べるだけなら、モンテッソーリ教育にはならない」
と、言った趣旨のことが書いてありました。
▽「モンテッソーリ教育」っぽく、なら簡単にできちゃう。
モンテッソーリ教育は、周りの大人のちゃんとした声がけや見守り方が出来ていないと、どんなにお金をかけて教具や棚を揃えて、見た目だけ繕っても意味がないということなのですが、確かに言われてみればその通りですよね。
そもそも、モンテッソーリさんが生涯をかけて築いた教育法なのだから、そんな簡単に真似できるわけないのであたりまではあるのですが(^^;)
ということで、自分の子どもに習わせるにしても、巷の「なんちゃってモンテッソーリ」に惑わされないためにも、できるだけちゃんと知りたいなと思い本を読むことにしました。
自分のメモも兼ねて気になったところ、大事だなと感じたところをご紹介します。
*引用の部分は、本文そのまま、それ以外は個人的な解釈になるとおもいます。
モンテッソーリさんの思う科学的な教育について
科学的教育法は教育の対象とする個人の研究や測定を基礎とすることはできないとわかっていました。生徒を変えることのできるような、長期間にわたる教え方がその基礎になるのです。
上記文章の「その基礎」の「その」が何を指しているのか良くわからなかったですが(汗)、マリア・モンテッソーリさんは、教育には、「生徒を変えることのできるような長期間にわたる教えが大事」、と考えていたようです。
科学的な教育とは、科学に基づいて、しかも個人をより良く変えるものなのです。
モンテッソーリ教育といえば、「観察」が重要というイメージでしたが、こちらの著書で、モンテッソーリさんは「変える」ことにも重点を置いていたと、感じました。
「観察するだけでなく変えろ」というのが、私が到達した結論でした。
ときっぱりおっしゃっている箇所もありました。
続いて、読んでいて気になったのが、モンテッソーリさんは、
「偶然」と「環境」というワードを大事にしていること。
偶然は私にひらめきを与えました
私の物語にも、電気の八卦を含む多くの発見におけるのと同様に、偶然が大事な役割を果たします。
実際に、偶然つまり環境は、ほとんどつねに直感のきっかけを提供します。環境によって目覚めさえられた興味と直感とが、進歩への新しい道を開くことができるのです。
新しい何かを明らかにするのも環境です。
と、偶然と環境の2つが新たしい道を開いていくと述べていました。
ああ、それにしてもこの本難しい・・・。
また読み進めたら書かせて頂きたいと思います。
もし、最後まで読んでいただいたなら(涙)ありがとうございました!
Have a wonderful day!
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