Google CEO曰く「スタンフォード大学より影響大きい」モンテッソーリ教育は、なぜすごい大人を作るのか?
グーグルの創業者でCEO(最高経営責任者)を務めているラリー・ページは、
モンテッソーリ教育を受けた一人ですが、
彼は、自身が学んだ、優秀な企業家が多く卒業していることで有名なスタンフォード大学の研究環境よりも、
「モンテッソーリ教育の方が、自身に大きな影響を与えた」
と語っていたそうです。
ラリー・ページは、
「ルールや決まりの枠にはまらず、自発的に、世界の出来事に興味を抱いて、何につけても他とはちょっと違った方法でやるんだ」
と、その特徴と魅力について述べていたのだとか。
もちろん、前置きとしてモンテッソーリ教育のそもそもの目的は、
「自立していて、有能で、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てる」
ことであり、
決して世界有数のIT企業のCEO(ジェフ・ベゾフ、マークザッカーバーグ、などなど)やアーティスト(ビヨンセ、テイラー・スウィフト など)、リーダー(オバマ大統領、 など)、発明家(エジソン など)になったり、
優秀な騎士になるためではありませんが、
モンテッソーリ教育を受けた人の中には、実際にそのようになった人が世界的に多いのは事実。
とはいえ、最近、
「自由には遊ばせる」
とか、
「自然の中で遊ばせる」
とか様々な教育法がありますし、世界7大教育とされているとおり、
モンテッソーリ教育教育以外にも、
シュタイナー教育
レッジョ・エミリア教育
ドルトンプラン教育
サドベリー教育
フレネ教育
イエナプラン教育
など様々な教育法が世界にはあります。
では一体なぜ、モンテッソーリ教育はそこまで、世界的に著名なリーダーたちを排出できるのでしょうか。
実際のモンテッソーリ教育のを覗くと?
モンテッソーリスクールの特徴
①異なる年齢の子供が同じクラスに入る
②時間表がない(少ない)
③専門の教具・用具を使って遊ぶ
④宿題やテストがない
これらによって、得られることは、
①異なる年齢の子供が同じクラスに入る
上の子は下の子に教え、下の子は上の子に教えてもらう、という助け合い支え合える環境が自然と生まれる。
②時間表がない
(欧米では、大学までモンテッソーリ教育が受けられる施設がありますが、日本ではまだ低年齢までのところが多いようです)
子供の自主性が必要とされる。しかし、クラスの中でただ自由に振舞うだけでなく、年齢が異なる子への配慮をしながら、グループの一員としてお互いを尊重しつつ、その中で自由に振舞う能力が育まれる。
③専門の教具・用具を使って遊ぶ
モンテッソーリの大きな特徴の一つに、この用具・教具が挙げられます。
この用具・教具をつかって「お仕事」を行うのですが、この用具・教具は、美しさ、やシンプルな使い勝手が求められ、誤りを自ら発見し、修正する能力を育んでくれます。また、シンプルな作りなので集中力も養われます。
④宿題やテストがない
これにより、受け身ではなくて、自発的な活動が促され、自分のやり方での学習を見つける力が確立されていきます。
これらから、モンッテッソーリ教育では、特に以下の能力が得られるようになるとされています。
モンテッソーリ教育で得られる能力
- 集中力
- 学ぶ楽しさを知る力
- 自ら考え行動する力
- コミュニケーション力
- リーダーシップ力
- 社会性
- 協調性
- 行動力
モンテッソーリ教育は、これらの能力が他の教育法より、秀でて伸ばしやすいという事、そしてそれが世界有数のリーダーになるのに大事な素質という事なのかもしれません。
もっと、日本でも本格的なモンテッソーリ教育に触れられる学校が増えるといいですね。